11月3日(日)
Mision Casa Colorada
グァナファト
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夜になったので、ホテルに戻る。ミシオン・カサ・コロラーダのプレシデンシャル・スィートに3泊。 |
メキシコ大統領の家だった、このホテルの、いわば大統領の部屋だ。広さは25畳ぐらいだろうか。 |
キングサイズの大きなベッドに、180度にわたって広がる、グァナファトの美しい夜景。 |
外にはテラスもついている。夜景がよく見えるように、ガラスに向かってソファも完備されている。 |
こんなに素晴らしい夜景は見たことがない! |
しかしいつものごとく、問題発生。テレビがつかない、お風呂のお湯が出ない。鍵が閉まらない・・ |
フロントのお兄さん達に、あれこれ説明し、お兄さん達も、行ったりきたりして、ようやく一つ一つ、 |
問題解決。テレビ→コツがあるけど、ようやくつきました、お湯→やっと出ました、 |
鍵→コツを把握しました。まぁ、ここって、メキシコだからね。 |
この部屋の外には、小さな小部屋がついており、大きな浴槽がついた浴室も大きい。 |
想像していたよりも、はるかにステキなホテルだ。 |
11月4日(月)
Mision Casa Colorada |
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ミシオン・カサ・コロラーダで朝食。プレジデンシャル・スィートには、アメリカン・ブレックファストがついている。 |
フルーツ、卵料理にパン、コーヒーの朝食。卵料理はもちろんウェボス・ランチェロス! |
メキシコに来ると、いつも朝食はこれなのだが、各ホテルによって、サルサの味が微妙に違っていて、おもしろい。 |
11月4日(月)
グァナファト |
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11月4日は、月曜日。メキシコで月曜日は、大抵、美術館や博物館がお休みで、観光客泣かせの日だ。 |
しかし、確か、ミイラ博物館は、年中無休だったはず・・・。 |
タクシーで向かう。だいたい10分位・・・到着すると、やはり欧米人らしい観光客が、窓口に並んでいる。 |
グァナファトの乾いた気候のせいで、ミイラとなった一般人が展示されている。 |
私達は、たまたま博物館の方が、いろいろ説明してくださったので、一つ一つのミイラについて |
詳しく説明を聞くことができた。たくさんのミイラに囲まれていると、ちょっと不思議な気分・・・ |
両国民の死生観の違いを深く感じる。 |
その後、老舗お菓子店「カトリーナ」に寄ってから、口付けの小道へ、イダルゴ市場へ。 |
イダルゴ市場では、お土産を買い、その後、お腹がすいたので、どこかで食事をとることに・・・。 |
11月4日(月)
Truco 7
トルコ7 |
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グァナファトでも大人気のTruco7で、昼食。暗くて、ちょっと狭い入り口を通ると、店内は、ずっと奥に広がっている。 |
今回も定食を食べることにする。飲み物(コロナビール含む)、スープ、メイン、パンで約500円ぐらい。 |
メキシコの食は本当に安くて美味。夫はメインに、牛肉の赤ワイン煮込み、私はマッシュルームのアヒージョ。 |
店内はお客様で、ごった返している。観光客のみならず、地元の人達も、食を楽しみながら、盛り上がっている。 |
11月5日(火)
グァナファト |
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今日は火曜日なので、博物館巡りをする。ドンキホーテ肖像博物館、ディエゴ・リベラ博物館、 |
アロンディガ・デ・グラナディータス他・・・。一つ一つをじっくりと見て回る。 |
アロンディガは州立博物館となっているので、立派な博物館。 |
しかし他の博物館もそれぞれ特色があり、見ていて、おもしろい。 |
その合間に、美しいバシリカ教会をはじめ、多くの教会巡りをする。メキシコの宗教はカトリック。 |
敬虔な信者が多く、教会を訪れると必ず、地元の信者の方が、熱心に祈りを捧げている。 |
そんな人々の様子を見ていると、教会の内部の写真をバチバチと撮るのも、何となく気がひける。 |
私達は信者ではないが、心の中で、静かに祈りを捧げて、次の目的地に向かう。 |
11月5日(火)
La Carreta
ラ・カレータ |
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そろそろ空腹を感じてきた。何を食べようか。実は日本を出る際、「グァナファトは鶏肉が美味しいから、ぜひ |
食べてくれば?あのグルグルと回っているやつ」という貴重なアドバイスを頂いたので、その類の店を探す。 |
「ラ・カレータ」は、あちこちのガイドブックに掲載されている店で、「それならもしかして、美味しいかも・・・」という |
多少の期待を胸に、店に入る。(日本で)有名な割りには、とても小さな、地元の食堂という雰囲気で、 |
観光客より、近所のおじちゃんやおばちゃんが、ワイワイと鶏肉をつついている。 |
この鶏肉、付け合わせにキャベツのサラダとご飯、トルティージャまでついてくる。 |
しかも、塩味が上手くきいており、鶏肉のうまみが、存分に生かされていて、凄まじくオイシイ==!!! |
日本にも、こんな店が、職場の近くにあったらいいのに・・・。 |
ミチェラーダも、とってもディープな味。地元グルメも楽しい。 |
11月6日(水)
アエロメヒコ143便
グァナファト
11:10発
メキシコシティ
13:48着
メキシコシティ |
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グァナファトの滞在も、いよいよ終了。再び、メキシコシティへ。 |
アエロメヒコ143便、レオン国際空港11:10発に搭乗するため、この日は少し早く起きる。 |
前夜、「朝食は7時からお願いします」「了解。大丈夫」という会話を、ホテルのレセプションの人々と |
かわしたにも関わらず、ここはメキシコ。何となくイヤな予感が・・・。 |
朝、7時に下に降りても、レストランにも、レセプションにも誰もいない・・。しかも電気もついていなくて、真っ暗。 |
やはり・・・。とりあえず出発の準備だけ済ませ、念のため、もう一度、7時45分頃、レストランに降りていくと、 |
担当の女性が出勤してきた。「私達、7時に出勤して、レストランは8時からオープンなのよ」 |
だから昨晩、フロントに言っておいたのだけど・・・と考えても、ムダ。だってここはメキシコなのだから。 |
「じゃあ、いいわ。飛行機の時間が早いから、と昨晩、ホテルの人に話してあるんだけど」 |
と話すと、「そうなのね。コーヒーだけなら何とかなるから、いれてあげる」 |
「でもそれでは迷惑をかけるし・・」「大丈夫。あと5分するとパンも来るから、もしよかったら、パンとコーヒーは |
用意できるわ。」 |
というわけで、とりあえず素朴だけど美味しいパンと、たっぷり目のメキシカン・コーヒーを飲んで、 |
空港へ向かう。 |
アエロメヒコ・コネクトは、いつものごとく、かなり遅れている。結局、20~30分程度、遅れ。 |
それでもキャンセルも多々発生するコネクト便だから、30分程度の遅れなんて、かわいいものだ。 |
ベニート・ファレス国際空港に到着し、タクシーで、再び、ル・メリディアンへ。 |
「あら、この間、泊まった方たちね!」とフロントのお姉さん達に歓迎され、部屋へ入り、荷物を整理。 |
そして、メキシコシティの街へ散策に出かける。 |
11月6日(水)
メキシコシティ |
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地図で見ると、ホテルはソカロまで約1.5キロぐらい。メリディアンは、以前宿泊したことがあるホテル・メリアの |
近くだから、つまりアラメダ公園にも歩いていける。つまりアラメダ公園といえば、ソカロまで徒歩10分程度 |
だから、メリディアンからソカロも、徒歩で楽勝、観光が出来るはずだ。 |
でもこの日は、とにかくお土産を購入したかったので、とりあえずヒルトンを目印にひたすら歩き、 |
その角を右に曲がり、シウダデラ民芸品市場へ。食器とか、雑貨とか、様々なものを買い込む。 |
シウダデラは、小さな店が軒を連ねており、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。 |
買い物は1時間で済まそうと思っていたのに、あっさり1時間が過ぎ、1時間半が過ぎ、2時間が過ぎ・・。 |
気がつけば5時を過ぎている。両手にいっぱい袋を持って、この状態でソカロに行くには、 |
時間も遅いし、とにかく両腕が重い。このためこの日は、ソカロ周辺で、ゆっくりと夕飯を食べることにした。 |
11月6日(水)
Cafe de Tacuba
カフェ・デ・タクバ |
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カフェ・デ・タクバは、ディエゴ・リベラとフリーダ・カーロが結婚式を挙げた老舗レストラン。 |
夫は、フィレーテ・ア・ラ・タンピケーニャ、私はチレ・レジェーノを頼む。 |
このレストランは、食事も美味しいが、一緒についてくるパンも、オススメ。 |
客層は、やはり有名なレストランということもあって、ガイドブックを手にした欧米系観光客も多い。 |
夕飯後、ホテルに戻り、再び荷物の整理。明日はいよいよ帰国日なのだ。 |
本当に、1週間はあっという間に過ぎていく。 |
11月7日(木)
Le Meridien
Cest la Vie
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朝食は、メリディアン1階のセ・ラ・ヴィへ。前回、朝食をとった時より、少しゆっくり行ったため、 |
ブッフェの棚には、きちんとメキシコ料理も並べられている。シェラトン・マリア・イサベルや、メリア、 |
ヒルトン・レフォルマに宿泊した際は、かなり早朝に食事に行っても、ブッフェ・コーナーは完璧に |
出来上がっていたが、ここメリディアンは、一流ホテルだけど、少しのんびりとした雰囲気を漂わせており、 |
まぁ、まさにメキシコといった感じだ。このゆったりモードを好きになるか、はたまた我慢が出来ないかで、 |
メキシコに対する印象は、随分違ってくるかもしれない。 |
11月7日(木)
ラテンアメリカンセンター
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それにしても、この日はメキシコ滞在最終日。アエロメヒコの帰国便は21時25分発なので、 |
1日ゆったりと遊べるのが嬉しい。荷物は全てホテルに預けて、とりあえず徒歩でラテンアメリカン・タワーへ |
向かう。入場料を支払うと、紙の腕輪をくれる。これをしていると、一回退出しても、また入場可能らしい。 |
「夜は、夜景がきれいだから、また来るといいわよ」と受付のお姉さんに言われる。 |
ガタガタと少し不安なエレベーターに乗り、上まで行くと、メキシコシティの全景が、目の前に広がる。 |
網目状にきっちりと整備された街。確かに夜、訪れたら、さぞかし美しいことだろう。 |
入場料金には、展望台とその1階上のプチ博物館(展示と言ったほうがいいかも)、またさらに上の |
展望台に行く料金も含まれている。そう、ここは、結構遊べる場所なのだ。 |
11月7日(木)
ソカロ
テンプロ・マジョール
テンプロマジョール博物館
メトロポリタン・
カテドラル |
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ラテンアメリカンタワーからソカロまでは、徒歩10分くらいだろうか。 |
メキシコの地方都市とは異なり、ちょっとオシャレな店が軒を連ねている。あちこち冷やかしながら、 |
散策する。ソカロを超えると、すぐにテンプロ・マジョールが見えてくる。 |
ここは、アステカ帝国の中央神殿跡。外から見ることも出来るが、入場料を払って中に入れば、 |
遺跡の中に作られた道沿いに歩き、間近に遺跡を見ることができる。 |
またこの入場料金には、併設されているテンプロ・マジョール博物館の入場券も含まれている。 |
この博物館が、テンプロ・マジョールのオマケ博物館かと思えば、とんでもない。 |
チャプルテペックにある人類学博物館に、規模は劣るが、内容的には、かなり充実している。 |
もしアステカ文明や遺跡に興味がある人が、じっくりと見て回るなら、1時間~1時間半は、かかるかもしれない。 |
テンプロ・マジョール博物館を見学した後、そのままメトロポリタン・カテドラルに向かう。 |
ここは、メキシコのカトリック教会のいわゆる総本山。バロック様式の威容を誇る建築物だが、 |
それほど華美ではない。メキシコ人の信者達が、祭壇に向き合い、素直に頭を下げ、祈りを捧げている |
気持ちも、理解できる気がする。 |
11月7日(木)
Terraza
Gran Hotel Ciudad de México
「テラサ」
グラン・ホテル・シウダッド・デ・メヒコ |
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お腹がすいたので、そろそろご飯を食べよう。メキシコ最後の食事は、どこにしようか。 |
ソカロ周辺の美味しいレストラン、日本のエージェントの方にご紹介頂いた店を思い出す。 |
グラン・ホテル・シウダッド・デ・メヒコのカフェは、見晴らしがよくて、いいですよ・・・ |
とりあえず「見晴らしの良さ」という言葉にひかれ、ソカロの角にあるホテルへ。 |
このホテルを訪問するのは、初めてだ。とてもクラシカルで、重厚感漂うホテルだ。 |
天井は素晴らしいステンドグラス。エントランスから入り、思わず内部の装飾に見とれてしまう。 |
とりあえずカフェに、と思ったが、せっかくなので、上層階にあるレストラン「テラサ」に行く。 |
ここのレストランは、ソカロをはさんで、国立宮殿にちょうど面する位置にある。 |
このため、ソカロ全体が見渡せる。ところっで、何を食べようか。 |
せっかくなので、アラカルトで頼むより、コースで頼んだほうがお得なので、「11月のスペシャルコース」で |
お願いした。 |
11月7日(木)
Terraza
Gran Hotel Ciudad de México
「テラサ」
グラン・ホテル・シウダッド・デ・メヒコ |
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最初に チョコレートのドレッシングのサラダ、続いて、エパソーテが入ったきのこのスープ、鶏胸肉の |
ウィトラコーチェ詰め、アロス・ア・ラ・メヒカーナと茹で野菜添えが次々と運ばれてくる。 |
これに飲み物(ビールも可)がついてくる。味はといえば、塩のあんばいもちょうど良く、とても上品。 |
最後に、こんな美味なるメキシコ料理に出会えるなんて、やはり今回の旅行は、ツイテいたのかもしれない。 |
飛行機は21:25ではあるものの、アエロメヒコからは、「3時間前までには空港に到着していてください」 |
と言われているので、ちょっと早めだが、16時30分にホテルを出て、ベニート・ファレス国際空港の |
第2ターミナルに、タクシーで向かう。 |
ホテルから空港までは、30分もあれば十分に到着するのだが、教職員デモも以前継続中だし、いきなり |
何が起こるかわからないのが、メキシコなのだ。 |
(実際、以前、突然発生したデモのおかげで、空港まで2時間以上かかり、飛行機を逃してしまった人々を |
知っている・・・) |
夕方だったので、道路は完璧渋滞中・・。しかし「任せて!俺は抜け道だって、何だって知っているんだから。 |
DFでタクシー暦30年。出来ないことはないよ!!」と話す実にたくましい運転手さんにお任せし、 |
第2ターミナルには、当初の予想どおり30分で到着した。 |
まだ時間があったので、空港内のフードコートへ行き、再び腹ごしらえ。自動チェックインで搭乗券をもらい、 |
中に入り、コンビにに行ったり、デューティーフリーに行ったり、本屋に行ったり。 |
帰りは帰りで、またいろいろ忙しい。アエロメヒコ・成田行きの搭乗ゲートは日本人でいっぱい。 |
それにしても、こんなに日本人がメキシコに来ていたなんて・・。どこに行っても、全然会わなかったのだが。 |
11月7日(木)
アエロメヒコ
AM57便
21:25初
成田到着
9日(土)
06:45着
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いつものことだが、定刻を30分程度遅れて、飛行機は出発。ティファナまでの間に、一度、機内食が出る。 |
「Carne(カルネ)」という単語につられて選んでみれば、すき焼きご飯。(上画像、左側) |
「エ~、すき焼き?メキシコ料理系統が食べたかったんだけど・・」と後悔したが、口にしてみると、 |
意外と甘みが適度で美味しい。浅漬けまでついているけれど、「外国で食べる日本食」にしては、 |
よく出来ている。白飯も、確かに長細い米ではあるが、上手に炊けている。 |
ティファナでの給油があり、ティファナから成田の間に、パン食が1回(デザートにチョコレートがついてくる)、 |
成田到着直前に、もう1回、機内食が出る。成田到着は、早朝6時45分。 |
出発が遅れたにも関わらず定刻の到着となった。 |
それにしても、メキシコの魅力は、奥深い。世界無形文化遺産にも登録されている「美味しいメキシコ料理」 |
に、少しでも近づきたいと願っているが、なかなか足元にも及ばない。 |
メキシコの素晴らしさ、本当のメキシコ料理の美味しさを、ぜひ今後も伝えていきたいと、実感した旅だった。 |